外資系企業を中心に、最近は日系企業でも増えている「リファラル」という言葉を知っていますか?リファラルとは、その会社で働いている社員からの紹介のことです。
留学兄さんケイは、BYU在学中の就職活動で、MicrosoftとAmazonの2社について最終面接以外の選考をすべて免除してもらいました。この記事では、なぜそんなことが可能なのか、そしてリファラルをもらうために学生時代に何をすべきかを、実体験をもとに解説します。
この記事でわかること
- リファラル(社員紹介)とは何か、なぜ選考で強いのか
- 企業がリファラルを重視する理由
- ケイがMicrosoftとAmazonでリファラルをもらえた実例
- リファラルをもらうために必要な「関係」と「実力」
動画でもご覧いただけます。
ケイの就活の結果
留学兄さんケイ日本の大学を1年で辞めてBYUに4年間留学し、在学中の就職活動はとにかく頑張りました。最終的に内定をいただいたのは、Microsoft、Amazon、リクルート、Bloomberg、Barclaysなどです。Googleも最終面接まで進みましたが、そこで落ちています。
このうちMicrosoftとAmazonは、書類選考から一次・二次・三次面接までをすべて飛ばして、いきなり最終面接でした。
一方、Googleでもリファラルはもらっていましたが、選考を飛ばしてもらえるほどではなく、一次面接から一つずつ受けています。この違いがどこから来るのかが、この記事のポイントです。
留学兄さんケイこれは自慢話ではなく、ほかの人にも再現できる話としてお伝えしたいと思っています。大学のネームバリューや学歴に自信がない人ほど、参考になるはずです。
人事の立場で考えてみる:書類を全部しっかり見られますか?
リファラルがなぜ強いのかは、人事担当者の立場で考えるとよくわかります。たとえば、こんな状況を想像してみてください。
*わかりやすくするための仮の数字です。
書類を読むだけで、1人あたり125時間。ほかの業務もある中で、1か月ほどかかってしまう計算です。しかも人間なので、2,000人目を読むころには最初のほうの応募者のことは忘れてしまいますし、評価の基準も少しずつぶれていきます。最近はAIで書類を選考する企業も増えていますが、ゼロから優秀な人を見つけるのが大変なことに変わりはありません。
そこに「社員からの紹介」が届いたら?
そんな中で、すでにその会社で活躍している社員から「この学生はとても優秀です」と紹介が届いたら、人事はどう感じるでしょうか。
「ぜひ会ってみたい」と思うはずです。優秀な社員が「優秀だ」と言っている人だからです。
リファラルが信頼される理由
紹介する社員にもリスクがある
社員が誰かを紹介するとき、実はその社員自身もリスクを負っています。紹介した人がいまひとつだったら、紹介した社員の評価にも傷がつくからです。
そのため、紹介する側には「中途半端な人は紹介したくない」というフィルターが自然とかかります。人事もそれをわかっているので、リファラル経由の応募者を信頼するのです。
企業にとってはコストも安い
企業がリファラルを重視する理由は、信頼だけではありません。
人材紹介会社を通して採用すると、企業は採用が決まった人の年収の3割前後を手数料として支払うのが一般的です。年収1,000万円の人なら、紹介料だけで300万円ほどになります。
それに比べれば、社員からの紹介のほうがずっと安く、しかも信頼できる人材が来ます。そのため、紹介した人が入社すると社員にボーナスが出る「リファラル制度」を設けている企業も多くあります。
留学兄さんケイ僕がMicrosoftにいたときも、中途採用で人を紹介して入社が決まると、60万円ほどもらえる制度がありました(僕自身は紹介していませんが)。
リファラルにも「強さ」がある
同じリファラルでも、誰からの紹介かによって重みが変わります。社内で大きな成果を出している人や役職の高い人からの紹介であれば、人事としても軽くは扱えません。一方、入社して間もない社員からの紹介は、もちろん見てはもらえますが、書類選考が免除される程度かもしれません。
そして、紹介する人がどれだけ自分の実力を知っているかも重要です。
Microsoftの場合:一緒にプロジェクトをしたメンターからの紹介
Microsoftでは、BYUのOBで当時マイクロソフト米国本社に勤めていた石坂さんからリファラルをもらいました。
留学兄さんケイ石坂さんには、学生時代から運営していた留学アシスタントの顧問になってもらっていて、一緒にプロジェクトもしていました。だから、僕が何をどこまでできるのかをよく知ってくれていたんです。その石坂さんが強いリファラルを出してくれたので、最終面接まで選考を飛ばしてもらえました。
ポイントは、ただ知り合いだったのではなく、一緒に仕事をして実力を見てもらっていたことです。
Amazonの場合:人事との関係づくりから
Amazonは、もう少し違うルートでした。
- ボストンキャリアフォーラムで人事と仲良くなる:その年はまだ実力的に内定には届きませんでしたが、人事の方に積極的に話しかけ、「自分はやれる」という姿勢を見せて関係をつくりました
- Amazon JapanのBYU訪問を全力でおもてなし:AmazonがBYUのキャンパスを訪問したとき、全力で案内・対応し、「この学生は面白い」と覚えてもらいました
- 自分の希望を正直に伝える:すでにMicrosoftの内定を持っていることを伝えたうえで、「マーケティングのポジションならAmazonも真剣に考えたい」と話しました
- 翌週の最終選考イベントに招待される:シアトルで開かれる最終選考に呼んでもらい、副社長クラスの方との面接を経て内定をいただきました
ボストンキャリアフォーラムについては就職活動は留学中でもできますか?で、Amazonの新卒採用についてはAmazonに新卒入社するには?で詳しく紹介しています。
リファラルをもらうために、学生時代にやるべきこと
リファラルは、いきなり話しかけて「紹介してください」と頼んでも、まずもらえません。相手はあなたの実力を知らないからです。
紹介する側の立場で考えると、リファラルを出したいと思えるのは次の2つがそろったときです。
- 関係性がある:一緒に何かをしたり、継続的にやりとりしたりして、信頼関係ができている
- 実力を知っている:あなたが何をどこまでできるのかを、実際に見て理解している
つまり、学生時代にやるべきことは、社会人とのネットワークを日頃からつくり、その中で自分の実力を見てもらう機会を積み重ねることです。インターンシップやプロジェクトへの参加は、その絶好の機会になります。インターンシップについてはインターンシップとは?をご覧ください。
留学兄さんケイ学歴やネームバリューがある人でも、こういう会社は普通に落ちます。逆に、学歴に自信がなくても、ネットワークと実力があれば道は開けます。だからこそ、ネットワークづくりはめちゃめちゃ大事です。
留学アシスタントの就活サポート
留学アシスタントでは、留学中の就職活動もサポートしています。
- 留学斡旋プラン:自己分析・業界分析、就活対策の講座を受講し、就活に欠かせない知識をインプットします
- キャリアアカデミープラン(旧GAFAMプラン):講座に加えて、キャリア設計や就活をマンツーマンでサポート。体験型インターンシップや一流企業訪問ツアーにも参加できます
キャリアアカデミープランでは、一人ひとりの成長を継続して見ているからこそ、実力を理解したうえで企業にご紹介することができます。留学アシスタントは外資系企業をはじめ多くの企業とつながりがあり、これまで数百人の学生の就職を支えてきました。
詳しい内容は、無料の留学のしおりとキャリアアカデミープラン資料をご覧ください。個別のご相談は無料相談からどうぞ。
よくある質問
リファラル採用とは何ですか?
社員が知人や後輩などを自社に紹介し、その人を選考する採用方法です。紹介された応募者は、書類選考や一部の面接が免除されることがあります。外資系企業で広く使われていて、日系企業でも増えています。
新卒でもリファラルはもらえますか?
もらえます。ケイ自身も新卒の就職活動でMicrosoftとAmazonからリファラルをもらい、最終面接まで選考を免除されました。大切なのは、紹介してくれる社員と信頼関係をつくり、自分の実力を知ってもらうことです。
リファラルがあれば必ず内定をもらえますか?
いいえ。リファラルで選考の一部が免除されても、最終的には面接での評価で決まります。ケイもGoogleではリファラルをもらいましたが、最終面接で不合格でした。リファラルは「チャンスを広げるもの」と考えましょう。
まとめ
- リファラル(社員紹介)は、人事にとって信頼できて、コストも安い採用ルート
- 紹介する社員もリスクを負うため、リファラル経由の応募者は信頼されやすい
- 誰からの紹介か、その人があなたの実力をどれだけ知っているかで、リファラルの強さは変わる
- 学生時代から社会人とのネットワークをつくり、実力を見てもらう機会を積み重ねることが大切
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