「留学中に、アメリカ現地でインターンをしてみたい」「でも、実績も英語力もまだないし無理だろう…」
そう思っている方に読んでほしいのが、今回のラキさんの体験談です。ラキさんは、エンサインカレッジに2学期(8か月)通ったあと、シアトルにある日系企業の拠点で有給のインターンシップを獲得しました。しかもそれは、募集すら出ていなかったインターンです。
どうやってそのチャンスをつかんだのか、留学兄さんケイがインタビューしました。
この記事でわかること
- 募集のないインターンをLinkedInで獲得した経緯
- 留学生がアメリカで働くための制度(CPT)
- インターンの時給や働き方
- 「運=準備の質×機会の数」という考え方
- 特別な経歴がなくても行動で道は開けること
動画でもご覧いただけます。
ラキさんのプロフィール
留学兄さんケイラキは、インターナショナルスクール出身で英語ペラペラ、というタイプではまったくありません。鹿児島の田舎で、サッカーばかりしていた高校生でした。それでも、僕らが伝えたことを愚直に行動に移した結果、ここまでたどり着いたんです。
インターン獲得までの流れ
結論から言うと、ラキさんはLinkedInを使ったネットワーキングでインターンを獲得しました。順を追って見ていきましょう。
1. BYUの企業説明会で、気になる会社に出会う
まだ語学学校に通っていたころ、BYUのキャンパスで開かれた日本企業の説明会に参加し、人材サービスの会社レバレジーズを知りました。「若手から活躍できる」という社風に惹かれ、もっと知りたいと思ったそうです。
2. LinkedInで社員20人にDMを送る
ラキさん会社のことを知りたいなら、社員に聞くのが一番だと思って、LinkedInで働いている社員の方20人ほどにDMを送りました。実際に話せたのは5人くらいです。その中に海外事業の担当の方がいて、仲良くなって何度かミーティングをさせてもらいました。
ラキさんは、留学前の合宿でケイから「LinkedInを使ってOB・OG訪問をしまくれ」と言われ、それを素直に実行していました。多いときは月に20人、1日に5人と話していたそうです。
3. 友人のインターン獲得に焦り、行動を始める
それから半年ほどたったころ、同じタイミングで留学を始めた友人が、ボストンキャリアフォーラムでインターンを獲得しました。
ラキさん僕はその夏、自転車で日本縦断をしようとか考えていたんです。でも友人の話を聞いて、「そんなことをしている場合じゃない」と焦り始めました。
せっかくアメリカの大学にいるなら、現地でインターンがしたい。そう考えてLinkedInやIndeedで募集に応募しましたが、留学して1学期しかたっておらず、実績もないため、ことごとく不採用でした。
4. 以前つながった社員に、直接相談する
そこで思い出したのが、レバレジーズにシアトルの拠点があることでした。
ラキさん仲良くなっていた社員の方に、「夏にシアトルでインターンがしたいんですけど、可能性ありませんか?」とDMを送りました。すると「いけるかもよ」と返事が来て、シアトルで働いている営業マネージャーの方につないでもらえたんです。
5. 「即戦力になれる」と熱烈にアピール
インターンの募集は出ていなかったので、「とにかく話をさせてほしい」とお願いして面接をしてもらいました。
ラキさんには、アピールできる強みがありました。留学生向けのキャリアコミュニティ「グロキャリ」で1年半活動していて、その事業がレバレジーズの人材紹介事業と非常に近かったのです。さらに、LinkedInのフォロワーは約5,000人で、留学生とのつながりもたくさんありました。
ラキさん入社したら即戦力になれるし、業界のことも知っている。「レバレジーズに入ったら、こんなことがしたいし、できます。こういう成果を残します」とアピールしまくりました。すると「面白いね」と言ってもらえて、次は社長につないでもらいました。
社長との面談でも同じようにアピールし、2〜3月ごろに採用が決定。2学期目が終わるとすぐにシアトルへ飛び、5月から働き始めました。
募集されていなかったポジションを、自分でつくりに行って採用してもらった、というわけです。
留学生がアメリカで働くための制度「CPT」
アメリカでは、留学生のアルバイトは原則としてキャンパス内に限られています。ただし、学校に一定期間(原則として1学年)以上在籍すると、CPT(Curricular Practical Training)という制度を使って、専攻分野に関連するインターンシップができるようになります。ラキさんもこの制度を利用しました。
留学兄さんケイビジネスを学んでいれば、ビジネスに関連する仕事は幅広く対象になります。「留学生はアメリカでインターンができない」と思っている人もいますが、制度を使えばちゃんとできます。
CPTの手続きは、各学校のインターナショナルオフィスでサポートを受けられます。卒業後に働くためのOPTも含めて、詳しくは学校に確認しましょう。
時給と働き方
留学兄さんケイ4か月フルタイムで働けば、エンサインカレッジの学費を十分カバーできるくらいの金額になりますよね。
8月に交通事故にあったため9月に帰国し、25ドルでの現地勤務は実現しませんでしたが、帰国後もリモートでインターンを続けました。会社からは正社員としての誘いもあったそうです。
「運=準備の質×機会の数」
インターンを獲得できた理由を聞くと、ラキさんは「運がよかった」と答えました。ただし、その「運」には方程式があるといいます。
ラキさんサンフランシスコの企業訪問ツアーで、LinkedInの本社で働く日本人のプロダクトマネージャーの方から聞いた言葉です。「運は偶然ではなく必然。運には方程式があって、準備の質×機会の数で決まる」と。
ラキさんの場合に当てはめると、次のようになります。
- 準備の質:グロキャリで1年半活動し、人材紹介の業界知識と実績を積んでいた
- 機会の数:LinkedInで社員20人にDMを送り、OB訪問を重ねていた
ラキさんどちらかがゼロでも、チャンスは手に入りませんでした。グロキャリだけ頑張っていてもLinkedInでDMを送らなければこの話は起きていないし、DMを送っていてもグロキャリの経験がなければ絶対に採用されていません。準備の質と機会の数を上げていくと、運がついてくるんです。
行動力の源は「小さな成功の積み重ね」
「どこからそのモチベーションや行動力が出てくるの?」とよく聞かれるそうです。
ラキさん答えは「小さな成功の積み重ね」です。高校生のころは何もわからなかったので、ケイさんに言われたOB・OG訪問をしてみる、お金の勉強をしてみる、といったことをまずやってみました。それが一歩の小さな成功になって、楽しくなって、次もやってみようと思える。このステップをコツコツ続ければ、理想のキャリアにつながっていくと思います。
ラキさんは高校3年生のころから外資系コンサルティング会社の社員と話すなど、早くから行動していました。シアトルの企業訪問ツアーに2回、サンフランシスコに1回参加し、そこで受けた刺激が今の起業にもつながっているそうです。
留学兄さんケイ難しいことをしているわけではありません。毎日TikTokやYouTubeショートに使っている時間を、ネットワーキングや実績づくりに使うかどうか。結局は、それを愚直にできるかどうかなんです。
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まとめ
- ラキさんは、留学1年目(エンサインカレッジ2学期)でシアトルの有給インターンを獲得した
- 募集のないインターンを、LinkedInでのOB訪問とネットワークでつかんだ
- 留学生でも、CPTという制度を使えばアメリカでインターンができる
- 「運=準備の質×機会の数」。実績を積み、行動の回数を増やすことが大切
- 特別な経歴がなくても、小さな行動を積み重ねれば道は開ける
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